地域課題解決の
取組事例
【令和7年度】創業者同士のつながりを育む「創業者ネットワーク」構築事業
石央商工会
支援分野
- 生活機能の維持獲得

- 地域経済の状況と課題
- 石央商工会管内では、人口減少や経営者の高齢化により、地域経済を支える事業者数の減少が続いています。事業者の減少は、地域のにぎわいの低下だけでなく、買い物環境や雇用、暮らしを支える生活の維持にも影響する大きな課題です。これからの地域経済を担う創業者や事業承継者をどのように育て、支えていくかは、地域の持続的な発展に向けた重要なテーマとなっています。
近年、女性や若年層、Iターン者など多様な創業の動きが見られる一方、創業間もない事業者や事業承継直後の事業者からは、資金繰りや販路開拓、日々の経営判断に対する不安に加え、「同じ立場で相談できる相手が少ない」「地域の他の事業者とのつながりが少ない」といった声も聞かれていました。
そこで石央商工会では、支援機関による個別支援だけでなく、創業者同士が本音で悩みや課題を共有し、互いに学び合い、支え合いながら成長していける「横のつながり」を地域内で育んでいくことが重要であると考え、創業者同士のネットワークづくりに取り組みました。
- 事業の内容
- 創業者同士の横のつながりを育み、創業後の孤立感や不安の解消につなげることを目的に、創業者交流会「創業者同士がつながる!ゼロから語ろうツナグトーク!」を開催しました。
本交流会は、創業3年以内の事業者、創業予定者、事業承継予定者等を対象に実施したもので、創業者同士が本音で悩みや課題を共有し、互いの経験から学び合える場づくりを目指しました。
当日は、先輩創業者や事業承継を経験した事業者など4名をパネラーに迎え、創業のきっかけや事業を続ける中での苦労、これまでの経験から得た学びなどをお話しいただきました。その後、参加者同士が食事を囲みながら、日頃感じている悩みや疑問、今後取り組みたいことなどを共有し、パネラーや参加者同士で意見交換を行いました。
また、行政や金融機関にもオブザーバーとして参加いただき、創業者を地域全体で支えるネットワークづくりに向けて、支援機関との連携も図りました。 - 事業の実施体制・参画者の役割
- 石央商工会:事業全体の企画・調整、参加者募集、当日運営、情報発信
専門家:企画・ネットワーク構築への助言、パネラー事前ヒアリング、当日の進行等
パネラー:創業・承継等の経験共有、参加者への助言
参加者:悩みや課題の共有、参加者同士の意見交換
行政・支援機関:オブザーバー参加、創業者の課題把握、今後の支援連携 - 地域・事業者にもたらした事業の成果・効果
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当日は13名の方に参加いただきました。参加者からは、「貴重な体験談から新たな視点や気づきを得られた」「経営者としての考え方に刺激を受けた」といった声が寄せられました。先輩創業者や事業承継を経験した事業者の実体験を聞くことで、創業後の課題への向き合い方や、事業を続けていくうえで大切な考え方を学ぶ機会となりました。
また、参加者同士が悩みや課題を共有することで、孤立しがちな創業期の不安を和らげるとともに、今後の事業活動に向けた前向きな気づきや意欲につながるきっかけとなりました。
今年度は、創業者同士のネットワークづくりの第一歩として実施しました。次年度以降は、事業者にも企画段階から参画いただき、事業者主体で持続的につながりが生まれる取組へと発展させていきます。


